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  • Begin編集部の出張解説 第2弾! ATLANTIC , HINDENBURG , 100 YEARS ZEPPELIN

    Produced by Begin

    解説員 
    Begin副編集長 / 時計Begin編集長
    関口真弘

    モノ雑誌一筋35年・雑誌『Begin』が、質実剛健なドイツ時計「ツェッペリン」を独自の目線で深堀り!

     

    第二回は、Beginでも注目し続ける【アトランティック】【ヒンデンブルク】【100周年記念モデル】という

    主要3シリーズの最新進化を独自の目線で追いかけます。

    【新時代のツェッペリン】が人気3シリーズから誕生!

    どう最新か? 徹底解説!

    ~「ZEPPELIN ATLANTIC GMT」~

    ~「ZEPPELIN HINDENBURG SOLAR」~

    ~「100 YEARS ZEPPELIN – LIMITED CHRONOGRAPH」~

    ツェッペリンの時計を“クラシックパイロット”と称してプッシュしてきたBeginですが、最新モデルを見ると……

     

    ん、んー!? 何やら趣が違うではありませんか!

     

    時計の新時代に相応しい進化ポイントを、早速見ていきましょう。

    ①【アートピースのような美しさ】が新時代の一手!
    アトランティックGMT

    20世紀の前半に、大西洋を巡る空路の旅行ルートを開拓したツェッペリン飛行船。そんな歴史への敬意を込めた自動巻き時計の最新版は、第二時刻を表示するGMT機能を搭載。そして何より、美しい“ブループラネット”が問答無用で目を惹くんです!

    美しき地球デザインをもっとも効果的にど真ん中へ

    文字盤の中央には、アトランティック=大西洋を俯瞰して見た地球モチーフをアプライド。その美しい艶と色合いもさること、中央が膨らんだボンベダイヤル×ドーム風防との合わせ技が相まって、地球が立体的に浮かび上がるサマはファンタスティック!の一言です。

     

    ちなみにこのモデルは、ドイツの権威あるデザイン賞「ジャーマンデザインアワード2023」にて、時計以外のアイテムも含む「ラグジュアリーグッズ」カテゴリーの「スペシャルメンション」賞を受賞する快挙を達成! まさにアートピースと称するに相応しい、新時代の時計でしょう?

    ATLANTIC

    GMT

    8468-1

    99,000円 (税込)

    ATLANTIC

    GMT

    8468-3

    99,000円 (税込)

    ②【サステナブル徹底】が新時代の一手!
    ヒンデンブルク ソーラー

    モチーフは1930年代に世界中の空を巡った豪華飛行船、LZ129ヒンデンブルク号。ラグジュアリーな表情の3つ目デザインでお馴染みのシリーズですが、最新作のこちらは、新たにソーラークォーツを搭載。多彩なサステナブルへのアプローチがなされた、ドイツ時計の先端を行く一作です。

    【どうやってサステナブル徹底?】解説

    ベルトは「アップルレザー」、
    駆動は「ソーラー」、
    じつは文字盤も……!?

    ムーブメントには、バッテリーを一度フル充電すると、完全な暗闇でも数ヶ月時計を動かし続けることのできる、高性能なソーラークォーツを使用。4時位置のプッシャーボタンを押すと、6時位置のサブダイヤルで充電状況を確認することもできます。

     

    そしてストラップは牛革……に見えて、じつは廃棄されるりんごの絞りかすと樹脂を原料とする伊製アップルレザー。文字盤も植物由来の原料を活用したバイオセラミックと、可能な限りサステナブルな素材を用いているのです。

     

    目下の世界的な課題であるサステナブルへの配慮を徹底した本作は、わかりやすく新時代を象徴する時計といえましょう。

    HINDENBURG

    SOLAR

    8086-2

    64,900円 (税込)

    HINDENBURG

    SOLAR

    8086-3

    64,900円 (税込)

    HINDENBURG

    SOLAR

    8086-4

    64,900円 (税込)

    HINDENBURG

    SOLAR

    8086-5

    64,900円 (税込)

    ③【印象壊さぬミニマル化】が新時代の一手!
    100周年記念シリーズ

    1900年に誕生したツェッペリン飛行船の100周年を記念した基幹コレクション。タキメーターやテレメーターがガツンと主張する“クラシックパイロット”フェイスが人気の所以ですが、新たにベゼルを設ける6月発売予定の最新版は、より精悍なインダストリアルデザインがたまらない!

    【どうやって、印象壊さずミニマル化?】解説

    より「インダストリアルデザイン」に!
    バウハウスの流れも感じます♪

    従来モデルはドーム風防もケースもまるっとしているのが特徴。これがクラシックな趣を色濃く表しているのですが、最新版ではクロノメーターやテレメーターが印象的なデザインを踏襲しつつ、よりフラット&シャープなフォルムにアレンジ。また新たにベゼルを設け、ここにタキメーターを移設することで、文字盤をすっきりさせています。

     

    100周年を記念する文字もすっぱり省略。“クラシックパイロット”な根幹は活かしながら、ミニマル化に成功。バウハウスのデザイン哲学を感じさせる、よりインダストリアルでモダンな印象の時計に変身した♡というわけです。

    従来モデルと比べてみよう!

    右が従来。左が新作だ。

    この新作は6月発売予定。乞うご期待!

    代表取締役 ナタリー・バーク氏 に、直接取材

    新時代への一手 その真相を教えてください!

    4月某日に来日した代表取締役のナタリー・バーク氏。一報を受けたBeginは、この機会を逃すまじとインタビュー取材を敢行。ツェッペリン新時代への一手について、根ほり葉ほり聞いてきました!

    ポインテック社
    代表取締役 ナタリー・バーク氏

    Profile

     

    2017年、ツェッペリンの母体である独・ポインテック社へ入社し、2022年より父親であるウィリー・バーク氏とともに代表取締役を務める。「初めて日本を訪れましたが、日本の人たちは皆親切でフレンドリーですね。目一杯トーキョーを楽しもうと思います」。

    ──せっかくお会いできたので、基本のきから伺います。ツェッペリンのアイデンティティとは?

     

    ナタリー:飛行船のツェッペリン号にインスパイアされて生まれた時計というのは皆さんご存じかと思いますが、ツェッペリン型飛行船はかつて、もっともエレガントでラグジュアリーなクルージングの手段でした。私たちもそうしたテイストを大切にしています。飛行船の窓から見える景色に、デザインのインスピレーションを得ることもあります。

     

    ──ツェッペリンの時計は仕上げの美しさとは裏腹に、驚くほどフレンドリーな価格です。どう実現しているのでしょうか?

     

    ナタリー:長く信頼関係を築いているパートナーと、コンスタントな受注を通じて価格を交渉するなどの地道な作業ですね。“エクセレントクオリティ”と“グッドプライス”というのは確かに、私たちが追求しているものです。

    ──ナタリーさんの言葉で最新モデル3つの特徴をご説明いただけますか? まずは“アトランティック ジーエムティー”からお願いします。

     

    ナタリー:“アトランティック”シリーズは、ツェッペリンブランドにとってとてもスペシャルな時計です。GMT機能の付いた最新作はムーブメントに自動巻きの“MIYOTA 9075”を用いているのですが、じつは価格とクオリティのバランスが非常に優れた、このムーブメントありきで企画をスタートしました。

     

    ──アートのような時計ですね。

     

    デザインは1930年代の大西洋の旅行をイメージしたもので、中央には大西洋を俯瞰した地球のモチーフを配しています。また、風貌のクリスタルガラスがドーム状になっているのとともに、ボンベダイヤルといって文字盤中央がドーム状に盛りあがっているのが大きな特徴です。これにより、中央の地球が立体的に浮かび上がっているように見えるんです。

     

    余談ですがこの時計は“ジャーマンデザインアワード2023”の“ラグジュアリーグッズ”カテゴリーで、栄誉のある賞を受賞しました。

     

    ──“ヒンデンブルク ソーラー”についてもご説明いただけますか。

     

    ナタリー:こちらは“サステナブル プラネット”というプロジェクトに基づきデザインされたソーラーウォッチで、エコロジーに関わる先進のテクノロジーを随所に取り入れています。文字盤の素材は、キャスターオイルという植物から採れるオイルとポリマーを合わせたバイオセラミック。ベルトも、りんごの絞りかすと樹脂をミックスした素材で作られているんですよ。ドイツはエコロジー先進国ですから、こうしたテクノロジーはどんどん投入していきたいですね。

     

    ──文字盤の色合いがとても美しいです。

     

    ナタリー:フランス語で“デグラディー”と呼ばれる技術を用いて、単色ではなく徐々に移ろうような色合いを表現しています。

    ──100周年記念モデルの新作は、かなりモダンな印象に変わりました。

     

    ナタリー:100周年記念モデルは、ツェッペリンというブランドそのものを投影したクラシカルなモデルで、世界的な人気を誇ります。しかし本作は、日本からの提案もあり、若い世代に向けた時計を作りたいとの思いから新たなデザインとしました。

     

    新たにベゼルを設け、タキメーターをここに印字することで、イメージを崩さないよう配慮しながら、モダンな見た目へとアップデートを図れたと思います。文字盤の色も、これまでより白くなりましたね。

     

    ──バウハウスっぽさというか、インダストリアルなジャーマンプロダクト感が増した気がします。ドイツ時計として譲れないポイントはありますか?

     

    ナタリー:弊社は2019年に西ドイツのルーラにある工場を買収し、現在、時計の組み立てをその工場で行っています。我々はメイド・イン・ジャーマニーであること、ドイツのモノづくりの歴史を誇りに思っています。色合いもフィニッシュも、サプライヤーとともに妥協せずに向上へ取り組んでいます。

     

    ──ずばり、ナタリーさんのお気に入りの時計は?

     

    ナタリー:100周年モデルはずっとお気に入りです。エレガントですし、ディテールにもこだわっているから。ツェッペリンのDNAが最も色濃い時計だと思っています。

     

    ──スマートフォンの普及などにより、時計の在り方ががらりと変わった気がします。ナタリーさんはどうお考えですか?

     

    ナタリー: おっしゃるとおり、現在、時計は必ずしも時間を見るためだけの道具ではなく、ファッションやアートピースとして身に着ける人が増えました。だからこそ、デザインに妥協しないツェッペリンが支持されているのだと思っています。じつは、パンデミックの前よりも売り上げが好調なんですよ。

     

    ──それは素晴らしいですね。では最後に、ツェッペリンの今後の展望は?

     

    ナタリー:人の在り方は時代によって変わりますから、その時々のトレンドや先進のテクノロジー、エコロジーなどの社会が求めるものを取り入れ、常に新しい時計を生み出していこうと思っています。

    解説員 
    Begin副編集長 /
    時計Begin編集長

    関口真弘

    『Begin』の時計担当。新人時代、2010年・

    ツェッペリン日本初上陸の際も取材を担当。

    ドイツの時計も、ちなみにビールも、大好物。

    100周年記念シリーズ

    オープンハートオートマティック

    7662M-3

    66,000円 (税込)

    ATLANTIC

    GMT

    8468-1

    99,000円 (税込)

    ATLANTIC

    GMT

    8468-3

    99,000円 (税込)

    HINDENBURG

    SOLAR

    8086-2

    64,900円 (税込)

    HINDENBURG

    SOLAR

    8086-3

    64,900円 (税込)

    HINDENBURG

    SOLAR

    8086-4

    64,900円 (税込)

    HINDENBURG

    SOLAR

    8086-5

    64,900円 (税込)

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